接触抵抗(Contact resistance)

接触抵抗(Insulation Resistance, IR)とは

接触抵抗(Contact resistance)とは、2つの導電体が接触する際に、その接触点で発生する電気抵抗のことです。

単位はオーム(Ω)で表され、一般的に数ミリオーム(mΩ)程度の低い値で管理されます。

接触抵抗は、電気接続の品質や効率に影響を与えるため、特に電子機器や電気回路設計において重要な要素です。

接触抵抗の大きさは、接触面の材料、形状、表面の平滑さ、接触圧力、酸化膜や汚れの有無など、さまざまな要因によって決まります。

コネクタにおける接触抵抗

車載コネクタの場合、エンジンルーム、バッテリー周辺、車内の様々な電子機器に使用されるため、

振動・温度変化・湿度・腐食などの厳しい環境条件下に長時間さらされます。

そのため、端子の材料や表面処理の選定に加え、接触圧が非常に重要になります。

(各コネクタメーカーが長年培ってきたノウハウが重要な役割を果たします)

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監修者

1990年~車載アンテナメーカーである株式会社ヨコオに入社。衛星通信機器の電気設計及びセラミックアンテナ及びフィルターの設計に従事し、その後車載通信機器事業部の電気設計管理職となり主に車載アンテナの開発を遂行。2018年~高周波コネクタ製品のトップシェアメーカーであるローゼンバーガーの日本法人であるローゼンバーガー・オートモーティブ・ジャパン合同会社に転職し、車載通信機器の開発で培った知識を生かし、マネージャーとして各OEM及びTier1へ製品の市場導入サポートを行っています。

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